今では取引は続いているものの、市場の関心はモダンウォッチや独立系ブランドなどほかのジャンルにも広がりつつある。
最近、あるヴィンテージディーラーにポール?ニューマン市場全体について尋ねたところ、“状態のよいポンププッシャーは25万ドル(日本円で約3800万円)、スクリューダウンプッシャーなら40万ドル(日本円で約6200万円)”との返答があった。ポール?ニューマンの収集市場は落ち着きを見せているようだ。そのなかで忘れられつつあるのが、かつてこのページで“完璧”とまで評された1本、ロレックス コスモグラフ オイスターデイトナのパンダポール?ニューマンダイヤルだ。ヴィンテージロレックス黄金期には誰もが憧れる“究極の時計”とされていたが、新たな世代のコレクターがこのパンダニューマンの純粋な美しさを再発見するのは時間の問題だろう。
このダイヤルタイプはブラックプラスチックベゼルを備えたRef.6263と、スティールベゼルのRef.6265の両方に見られる。これらのオイスターケースを採用した姉妹モデルのデイトナは、1969年から1985年まで生産されたが、ポール?ニューマンダイヤルの製造は最初の5?6年に限られ、1974年から1975年ごろには終了している。本記事では、ロレックス コピー過去20年間の公開オークション結果のデータをもとに、このモデルの希少性とコレクション価値を探っていく。
両リファレンスにおいて、ダイヤルの種類は既知のものだけで4つあり、それぞれマーク1、マーク1.5、マーク1.75、マーク2に分類されている。このような一風変わった名称の付け方は、ヴィンテージロレックスの世界ではよく見られる。おそらく、当初は2種類のダイヤルしか認識されていなかったが、のちにわずかな違いが発見され、中間にマーク1.5が追加されたのだろう。同じような過程でさらに細かな差異が見つかり、コレクター間でマーク1.75という分類が“発見”されるに至ったのだ。
パンダニューマンダイヤルをプロのように見分けたいなら、まずは各マークの特徴を押さえておこう。マーク1では“ROLEX”の“R”の脚が短く太いキックスタンドのような形状になっており、“OYSTER”にはセリフ(飾りの突起)がない。マーク1.5も下部2行にセリフはないが、“R”の脚が斜めに伸び、全体的により太くなっている。マーク1.75になると“R”の脚の内側に余分な角が追加される。マーク2では“OYSTER”に明確なセリフが入るのが特徴だ。最も見分けが難しいのはマーク1.5とマーク1.75だが、簡単な見分け方としては“ROLEX”の“E”の長さを見るとよい。マーク1.75では“E”の横線がより長くなっている。
パンダニューマンの王者といえば、ブラックプラスチックベゼルを備えたRef.6263だ。このベゼルによるコントラストの強調がニューマンダイヤル以外のモデルでも長年にわたりコレクターを魅了してきた。一般的に6263は、同条件の6265と比べてより人気が高く、高額で取引される傾向にある。そしてパンダニューマンに関しては、6263のほうが6265の約3倍の数が確認されている。6263のほうが市場に多く出回っているにもかかわらず、オークションでは通常より高い評価を受けるのだ。今回は分析を分かりやすくするため、そしてこのモデルがダイヤルの魅力に大きく依存していることを考慮し、6263と6265をひとつのグループとして扱うことにする。
パンダポール?ニューマン、マーク1
ロレックスのコレクションにおいて、通常はリファレンスやダイヤルの初期バージョンが最も人気が高い。しかしパンダニューマンはその例外のひとつだ。市場に良好なコンディションの個体が適切なタイミングで出回らなかったことや、コレクターがマーク2のはっきりとしたセリフ体を好む傾向にあることなどが影響し、パンダニューマンのオークション上位10本のうち、マーク1ダイヤルに分類されるものはわずか3本にとどまっている。特にマーク1ダイヤルのトップ2の落札結果は、2018年のわずか1カ月のあいだに記録された。どちらも6263であり、ニューマンデイトナの市場動向や、コレクターがどのような要素に高額を支払うのかを知るうえで興味深いケーススタディとなっている。
シリアルナンバー2,085,619の個体は、2018年5月にフィリップスが開催したDaytona Ultimatumオークションにおいて、ほかの31本のデイトナとともに出品された。このオークションは、ポール?ニューマン本人が着用していたポール?ニューマンデイトナが驚異的な落札結果を記録した直後に発表され、“世界最高のデイトナ32本”として大々的にマーケティングされた。まさに“事件”とも言えるほどの出来事であり、振り返ってみると、デイトナ収集、少なくとも手巻きデイトナの市場におけるピークを象徴するものだった。今回取り上げるロット17のパンダニューマンは、正しいミッレリーゲ(またはサウザンドライン)プッシャーとマーク1ベゼル、そして6239刻印のケースバックを備えていたものの、保証書やオリジナルオーナーの来歴は付属していなかった。この時計の大きな特徴は、アルゼンチンのロレックス正規販売店Ricciardi(リシャルディ)との関係であり、それを示す2時位置のラグ裏に刻まれた在庫管理番号が証拠となっていた。結果として75万6500スイスフラン(当時の相場で約8500万円)で落札された。
シリアルナンバー2,197,828の個体は、Daytona Ultimatumの開催から1カ月と1日後に、クリスティーズ?ニューヨークのオークションに出品された。この時計もまた、“ミッレリーゲ”プッシャー、マーク1ベゼル、6239刻印のケースバックを正しく備えており、状態も良好で、ダイヤルには美しい経年変化が見られる、非常に魅力的な個体だった。しかしこの個体を特別なものにしたのは、完璧な付属品だ。ボックス、保証書、そして“オリジナルの銀行の領収書”が揃っており、さらに同個体のオリジナルオーナーと直接つながる来歴が証明されていた。実際、出品者はオリジナルオーナー本人だったのだ。こうした背景もあり、この時計は73万460スイスフラン(当時の相場で約8300万円)で落札された。
このようにオークション結果をまとめることの価値は、特定のリファレンスやダイヤルの市場動向を理解することにとどまらない。個々の時計の真贋やオリジナリティについての議論を一旦脇に置き、特定の個体に注目するのではなく、既知のすべての個体を一覧化することで新たな発見がある。もちろん、大手オークションハウスで販売されたからといってその時計のオリジナリティが保証されるわけではない。オイスターポール?ニューマンのケースには、非ニューマンのケースと異なる独自の特徴はないため、現在収まっているダイヤルが元々そのケースに属していたとは限らないリスクが常にある。とはいえこうしたデータをマクロな視点で分析することで、生産の可能な範囲が明らかになってくる。さらにロレックスの生産がバッチ(一定の製造ロット)ごとに行われていたことを踏まえると、既知の個体をもとに、シリアルナンバーの推定範囲を特定することも可能となる。
数値に基づくと、マーク1のシリアルナンバーは2.08Mから2.80Mの範囲に分布しており、1969年から1971年にかけて生産されたと推定される。特に2.085M、2.197M、2.200Mのシリアル帯にまとまったバッチが存在する可能性がある。ただし新たな個体が市場に出てくることで、この推定が修正される可能性もある。またオリジナルオーナーの来歴が証明されている時計は評価においてより重要とされるため、それらは太字で強調している。
パンダポール?ニューマン、マーク1.5
マーク1.5ダイヤルは、厳密にはトランジショナル(移行期)のダイヤルとは言えない。ケース自体はマーク1とほぼ同じ時期から見られ、一部の個体はマーク2の領域にまで及んでいる。ただし生産時期の移行性よりも、ダイヤルの文字フォントの変化に特徴がある。マーク1.5はマーク1のサンセリフ(飾りのない)スタイルと、マーク2のより洗練された“ROLEX”表記を組み合わせたデザインになっている。市場の観点では、このダイヤルタイプは特別に人気が高いわけでもなく、かといって敬遠されるわけでもない。一般的にマーク1.5は“標準的な”パンダニューマンとして認識されている。コレクターのなかには初期モデルとしての価値を重視してマーク1を好む人もいれば、セリフ体の文字を持つマーク2を選ぶ人もいる。しかし純粋に“いいスクリューダウンプッシャーのニューマンが欲しい”という人にとっては、マーク1.5はまさに最適な選択肢といえる。
数値に基づくと、マーク1.5のシリアルナンバーは2.08Mから3.04Mの範囲に分布しており、1969年から1972年にかけて生産されたと推定される。特に2.197Mと2.648Mのシリアル帯にまとまったバッチが存在する可能性がある。ただし、この推定は今後新たな個体が市場に出ることで変わる可能性があり、オリジナルオーナーの来歴が証明されている時計は評価において重要視されるため、それらは太字で強調されている。
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